【笑おう】『歩』滝川英治【テニミュの絆】

何が起こったのか、とっさにはわからなかった。ハンドルから手がすっぽりと抜けるのを感じた直後、身体が吹っ飛ばされた。

(うわっ、ヤバい!)

そう思ったときには、目の前にコンクリートの地面があった。

『歩』滝川英治
『歩』滝川英治

滝川英治さんのことは、以前に妹から教えてもらって知りました。
初代テニミュの手塚部長で、滝川クリステルさんの従妹。
妹と、夜な夜なテニミュのyoutubeをみて爆笑していたあの頃、懐かしい、、。

長身に端正な顔立ち、『リポビタンD』のコマーシャルで人気を博し、役者としても将来有望。
そんな中のドラマ「弱虫ペダル Season2」ロケ中の事故、そして負った脊椎損傷。
口でタッチペンを加えて、10分書いて10分休んで、といったペースで書かれた、この本—。

僕の身体に起きた異常を受け入れることなんて、簡単にはできなかった。ベッドから一歩も動けないまま、ひたすら泣いた。失われた身体、未来、それらを考えると、後から後から涙があふれて止まらなかった。999年分泣いた……。

『歩』滝川英治

事故当初、僕は自分の身体を叩き起こす前に、まず、自分の心を奮い起こすことに必死だった。たくさんの方々が、お手紙やブログのコメントで、「あなたは強い!」と書いてくれた。その思いに応えるべく、何度も自分を鼓舞した。「俺は強い!」と。

すると、次の一歩を踏み出す力が湧いてきたんだ。

『歩』滝川英治

「父さん、母さん、申し訳ない」「俺はもう大丈夫だから」「笑おう」

そして事故後初めて、笑った。

僕は、泣き疲れた心に、必死に虹をかけようとあがいていた。そして、朝の眩い陽光に照らされた部屋で、一筋の≪光≫が見えた。

事故後、久しく感じたことのない穏やかな気持ちを取り戻したのだ。

『歩』滝川英治

滝川英治さんの思いと同じくらい、滝川英治さんを支える周りの人々の行動にも胸を打たれます。
テニミュで一緒だったメンバが事故後に滝川さんの代役をやったり、また別の一人は
その人が代役をやるのが良いと思って説得したり、皆でお見舞いに行って普段のように騒いだり。

部長には、「これまでと全く同じように俳優や声優をやるのは難しいと思う。だけど、演出や執筆などクリエイティブな活動を行うことはできるよ」と話し、スケッチブックを差し入れました。「口で鉛筆を加えて、絵をかいてみたら?」って。5ページごとに「まずは5P よく描けたな」とかコメントをつけて、最後のページに書いたメッセージは「おめでとう これでおまえも立派な画家だ!」。

『歩』滝川英治

滝川クリステルさんの描写を読むと、いままで以上にクリステルさんのことが好きになります。

彼女はいつも、長い目で”その先”を見据えた上で、「今、英治のために何ができるか」を考えてくれる。だからこそ、今回、このような形で、僕の肩を叩いたのだ。

(さあ、こうして各界の著名な方々に名を知られたのだから、自分の力で這い上がって輝きなさい!あなたのことを、皆が見ているから!英治ならできるよ!)と。

『歩』滝川英治

そして、なんとあの、GACKTさんも!(筋トレ友達だったとのこと)一言でこの存在感。。

怪我をする1週間前にGACKTさんのご自宅にお邪魔していたこともあり、真っ先にLINEをくれていたのが兄貴だった。「ニュース見たぞ。大丈夫か?」と。

『歩』滝川英治

滝川英治さんは、つい最近に俳優業は引退されたものの、
ブログにツイッター、「アスリートプライド」への番組出演も。

これからも活動を追いかけて、前向きな刺激をもらっていきたいです!

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