【精神科医の】『今日一日がちいさな一生』海原純子【心のサプリ】

朝誕生し、夕方は死んでいく。そんな気持ちで過ごしていたら一日一日が光を帯びてくる。朝には新しく生まれるのだから、昨日の気持ちをひきずらない。明日の光は明日みつければよい。

『今日一日がちいさな一生』海原純子
『今日一日がちいさな一生』海原純子

精神科医の海原純子さんのエッセイです。毎日新聞での連載「心のサプリ」をまとめたもののよう。
「きょうも誰かが悩んでる - 「人生案内」100年分」の回答者もされていたからか、以前からちょくちょく名前を見かけていました。

「アマゾンの原住民には、うつもがんも依存症もない。しかし日々ピラニアや毒ヘビに囲まれていて、ちょっと気をゆるめたら命を失ってしまう。だから、彼らには一日がちいさな一生なの」
海原純子さんが聞いた知人の話から、冒頭のくだりに続きます。

障害を持ったお子さんが家族を一つにつなげ、新しい価値観をもたらし、家族の世界を広げた、という話もありました。

人間の価値には目に見えるわかりやすいものと、目に見えないものがある。人間の思考で決めた価値の他にもう一つ、別の尺度の価値があるのではないか。

もう一つ別の尺度というのは「人」ではなく、「自然」というような大きな尺度が決めた価値、あるいは役割だと思う。

『今日一日がちいさな一生』海原純子

いつも「カッコイイ」自分でなくてもいい、という話も。
朝から晩まで仕事をしているのは、強制されているからでも帰れないからでもない。
職場に認められたい、できない人間だと思われたくない、カッコイイ自分でありたい、、、

気持ちが落ち込んだとき、その引き金に「他人の視線」がどの位の位置を占めているかチェックすることだ。「自分はできることをする、でも人がどう思うかはその人の自由」と心の中でつぶやくと、心がリセットできる。

『今日一日がちいさな一生』海原純子

また、海原純子さんと自分の共通点もありました。
生命を支えるのに必要なのは水と食糧、でもそれさえあれば生きていけるかというとそうではない。人それぞれ違う「心の栄養源」。

私の場合は紙とペン。ふだんからバッグに必ず、小さなノートとペンを入れている。

『今日一日がちいさな一生』海原純子

3歳の息子の今の心の栄養源はぷらレールと電車の絵本。1歳の娘は、、何だろう。
子育てについても少し本書の中で触れられていました。

過剰に何かをする方が、必要なことだけをするより、ずっとたやすいのかもしれない。自然の持つ力、人間の持っている力を邪魔しないためにはまずは見守ることが第一条件なのだろう。

『今日一日がちいさな一生』海原純子

忙しいのは大人だけじゃない、子供も毎日保育園と家を往復、きっと園でも色々あるんだろうな。
何もさせずにただ見守る、空白の時間も作ってあげようと思います!

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