【漆黒秘話が】中学時代の黒歴史【無料で読める!】

「中学生の頃にハマっていたことをやり始めると幸せになれる」という趣旨のツイートを見かけました。なんだか首がもげるほど頷いてしまいました。

最近私は、某自転車部を舞台にした少年漫画およびそれらの同人誌(成人向けボーイズラブ)にハマっているのですが、 端的に言ってとても幸せです・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 (言葉にならない部分が少しでも伝わりますように、の・・・。)

やりたいことはおろか、本当に好きなものが分からない、というのは、「お金になるような」「有益な」「まっとうな」やりたいことや好きなことが分からない、ということであって、

中学生の頃の、記憶にも残るか残らないかくらいの「枝葉」の部分、「お金になるどころか散財の泉の」、「無益な」、「人に言いづらい」部分にこそ、本当の自分というものを如実に構成するピースが現れているように感じます、、、。

ただ私は、同人誌が好きだったということすら、20年ぐらいすっかり忘れていました。 何なら、つい最近(といっても5年前位)、過去のコレクションを捨てていました。

何で読まなくなったんだっけ・・・?と思い返していたら、ものすごくブログ向けの中学時代の黒歴史を突然思い出したので、今日はそれを克明に書き表してみようと思います!

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私は、東京23区外で一番面積の大きな、西側の象型の某市で育ちました。 かつては主要駅からバスで何個も離れた田舎の町でのほほんと暮らしていましたが、小学4年の時の引っ越しで主要駅が徒歩県内になり、 主要駅から1番近い小中学校に通うことになりました。

主要駅から一番近い市立中学校、、、そこはたいてい「大荒れ」です。(※個人の感想です)

授業中に男子学生が先生に向かってカッターをチキチキやって、
「ブッ殺してやらァ!!!!!!」みたいなのが本当にあったし、
迎え撃つ先生もまぁそれは手練れ揃いで
「やれるもんならやってみなさいよォ!!!!!!」(女性教諭でもこの強さw)
⇒無事終焉、、、

みたいな流れが特段トピックスにもならない、そんな平和な日常がそこにありました。(夫は東側の大荒れ地域の出身なのですが、全く同じシーンに出くわした経験があり笑いました)

そんな中、私は平々凡々に日々を生き抜き、学業にもそれなりに精を出し、クラスの和も乱さず合唱コンだの運動会だのを頑張り、部活にも普通に出席するような真面目な生徒で、先生方の手を煩わせるようなことは決してない、、、

はずだったのですが、、、それは私の記憶が作り上げた架空の私。フィクションです。

中学時代の私はまぎれもなく一度、男性教師に体罰を喰らった経験がありました。

そうです、こんな大荒れな環境において体罰を喰らうほど、私はどうしようもない中学生だったのです・・・・・!!!

私はテニス部だったのですが、テニスは競技の性質上一人か二人しかコートに入れないので、試合や練習において「手待ち時間」が結構あります。 今だと皆スマホをいじっているような時間ですが、当時携帯を持っている子はごく一部。 私たちはその間に漫画を貸し借りして回し読みしていました。

今思い出して書きながら笑ってしまうような、ネタのような本当の話ですが、流行っていた漫画は大きく二つ。『ふたりエッチ』と『少年漫画の同人誌』です。※女子部です。笑

前者にハマるような人種は後者にきれいさっぱり興味がなく、後者にハマるような人種は前者の直接的な描写が受け入れがたい。そんな感じで「克・亜樹」派、「同人」派、大体二つの派閥に分かれていた記憶があります。 (音楽とかは、モー娘。とか、浜崎あゆみとか、Do As Infinityとか、そういうのを皆で垣根なく愛していた記憶が、、、単語にいちいち時代を感じる、、、)

(今思うと部活中に漫画読むとかすごい素行だけど、顧問が夜間中学の所属だったこともあり、日中に学校に来る若い女子というだけで部員は全てを許されていた。。。)

漫画において、完全な後者派閥だった私はその日、ONE PIECEの同人アンソロジー(色んな作家さんの同人誌が一冊にまとまっている。R18もそうでないものも)を友達から借りて読んでいました。

授業中に。

私はONE PIECEの原作を読んだのは社会人になってからだったので、当時の私は正直義理で(どんな義理w)その本を飛ばし飛ばし読んでいたのですが、同人派の私からみても、ちょっとアレだな、、というような描写がちらほら。(確かシャンクスとエースの、、、。笑)

アレだなぁと思いつつも、教鞭をふるう先生の立ち位置には細心の注意を払い、表紙を教科書で隠す伝統的なスタイルでカモフラージュしていたのですが、

廊下側の、後方から二番目くらいの席に座っていた私の、、、

真横のドアは風通し良く全開で、、、

その廊下をたまたま通りかかった、手練れの男性数学教師、、、!!!!

彼はサッと私の読んでいた同人誌を取り上げ、

その本で私の脳天をバシン!!!!!!!!!

たぶん私と私の後ろの生徒しか何が起こったかわからないくらいの鮮やかさで、授業もそのまま続行されていた記憶があります。笑

「何ていうか、今思い出してみると、ピアスを開けた時の感覚とすごく似てました。
一瞬すぎて、全く痛くなかった。ただただ衝撃って感じで」(都内在住・30代女性)

蛇とピアスならぬ、同人誌とピアス。笑

当時の私が何よりショックだったのは、その男性数学教師がその同人誌を持ったまま職員室に戻ってしまったことです、、、。

当時その男性教師は別学年の担当で私の名前も知らない。授業を受けていた私のクラスしか知らない。そんなわけで私の担任に同人誌は返却されました。

当時の私の担任は、これまた男性の、爽やかさはないものの明るくて、あと明るい、、、体育教師(すでに嫌な予感)。職員室での返却時、彼からしみじみ言われた言葉が今でも一言一句思い出されます。

「これさ、俺もちょっと読んだけどさ。すごいよね。

男と男がさぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

二人で職員室に似合わないニヤニヤ笑いを繰り広げたことが甦ります。

友達の本なので、、といって返してもらったけど、あれ自分のだって言い張った方がまだ恥ずかしくなかったな、、、笑

その辺で中学時代の記憶が途切れて今に至ります。
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わーーー私今までよくこれ忘れてたな、、!!って思いましたが、 忘れないときっと生きてこれなかったのでしょう、、、、笑

20年ぶりにハマった同人界隈には相当WEB化の波が押し寄せており、スマホ一つで全てが完結する昨今、もうこんな事件が起こることはないのだろうな、、、と謎のノスタルジーに浸れるくらいには図太くなりました。

黒歴史満載の中学時代の自分にまた戻りかけている、、、これがスティーブジョブズのいう「コネクティング ザ ドッツ」なのでしょうか。笑

いやぁ何ていうか、教師ってホント偉大ですね☆

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