半年前にブログを開設するとき、ひとつ心がけたことがあります。
それは「なるべく自分の感情を前面に押し出さない」内容や文体にしよう、ということでした。
私を知らない人でも興味のあることを書こう。
ライフハックとか家事育児の小ネタとか、本の中身とか。
私という人間そのものや私の抱く感情には、私を知らない人は興味がないはずだから
(友人知人だとしても興味があるかは定かではないw)そのあたりが前面にでないようにと。
そんな風に考えていましたが、最近少し考え方を改めました。
きっかけはこの本です。
ハリウッドは商売だ。誰でも知っていることだが、では何を売っているのか考えてみよう。それは人間の感情だ。
「「感情」から書く脚本術」
私という人間個人が抱く感情でも、他の人にも共通する普遍的な感情であれば
それには共感してもらえるし、興味をもってもらえるかもしれない。
いやむしろ。皆、感情とか悩みとか、個人的なものがどうしようもなくて、
でもなんとかどうにかしたくて来る日も来る日も検索してしまうんじゃないだろうか。
誰かの興味の一部どころか、興味そのものなんじゃないだろうか。
だって今日も、些末な出来事に対する普遍的な感情を見つめ直して文字にした、
そんなツイートばっかりバズっている。笑
そんな風に考えると、取るに足りないと思えていた自分の感情を見つめ直して
あわよくばネタにしよう、という気持ちになり、自分の浮き沈みへの向き合い方が
非常に健全化しました。
意識せず、感情だけでなく自分に起きた出来事、自分の周りの環境を俯瞰している感じ。
どの感情もいつか何かのネタになるかもしれないと思ったら忘れたくない、
付箋を付けて覚えておきたい、初めてこんな気持ちになりました。
まだまだ読み途中ですが、良い本に出会えて良かったです。